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蜃気楼の女

第2章 魔性の女・安田尚子

 そう言った児玉のそばに、部屋の入り口に立っていた櫻子が、不敵な笑いを浮かべ歩み寄ってきた。
「このまま、エッチしたら、あんた、犯罪者だよ、いいのかい? あたしなら18歳とっくに過ぎたし、大丈夫だけどね」
 そう言いながら櫻子が近づいてきて児玉のすぐ脇に立った。そして、尚子と抱き合っていたそばを割るように、櫻子が間に腕を入れてくると、その腕を下ろしていって、児玉の股間でいきり立っていた肉棒の先を握った。
「やっぱりこんなになってるね。尚子、危なかったよ! 我慢汁も一杯出てるよ! ヌルヌルだよ。あんた、やられるところだったよ!」
 そう言った櫻子は児玉の握っていた肉棒を上下に動かした。
「バカ、櫻子さまのバカ、あたしが頼んで、キスしてから、入れてもらおうと思ってたのに、台無しよ、櫻子さまの大バカ!」
 尚子が不服そうに櫻子をにらみ付ける。
「あんた、そんなにこの人のこと、好きなんだ? やるねえ、それなら、これから、あんたを補佐で使ってあげるから、3Pしよっか?」
「おい、きみたち、何をそんなぁー 僕を無視して、そんな馬鹿な相談してるんだ? 僕はきみとはしないぞ!」
「あら、そう? こんなに大きくはち切れそうになっているのに? 我慢できるのかしら? ほらほら、こんなに固くなっててよー」
 櫻子は進一の芯棒を指でつまみ、こねくり回した。進一はあまりの気持ちよさに腰が砕けた。
「ああああー、いいいーー」
 児玉はこのままこの悪夢の幻想が永遠に続けばいいと思った。
 ピピピーー

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