蜃気楼の女
第4章 安田邸
進一は尚子に手を引かれて、直立した人形の前に立った。進一は髪の長い女の体を見た。適度に膨らんだ形のいい反り返った乳房ととがった乳首と大ぶりの乳輪が生めかしい。腰はくびれ、適度な大きさの骨盤から綺麗な長い足と、もっこり膨らんだVゾーンに生えたふさふさの黒い陰毛を固唾を飲んで見つめていると、尚子が近づいてきた。
「進ちゃんも男の子だものね、どのタイプが好み? 」
「こんな人形じゃ、分からないけど、この髪の長い人がいいかな? 」
「フーン、進ちゃん、こういう子がタイプなの? 」
「いや、選べと言うから選んだだけだよ!」
尚子しか興味のない進一は、尚子の言い方に少しイラッとした。進一は、別の列に並んだ男の人形を見た。なんと、マッチョな体型から痩せたうらなりみたいな眼鏡男、デブのメタボ男などが並んでいる。おまけにしっかりまたの間にはリアルな陰茎が付いている。
「尚ちゃん、このロボットって、どういうこと? 男の性器まで付いているじゃないの? 」
「すごいでしょ? どのタイプも、すごいのよ」
「何? どういうこと、それ? 何がすごいの?! もしかして、セックス? 」
そんなことを感情的になって、尚子に言ってしまったことを後悔したが、今までの尚子の言動を推し量ると、尚子が、ドールを使ってセックスをしているかも知れないと思ってしまった。
「ごめん、失言だった、尚ちゃん…… 」
進一は尚子を見つめた。尚子は考えている素振りを見せた。
「そーねー、どれも、気持ち良かったわ、そうだ、進ちゃんも試すといいわ。髪の長いメグミタイプがいいんだ…… ふーん、」
尚子はショートカットの髪をなでながら伸ばそうかな、と考えていた。そもそも、魔性の女・尚子は基本変態で、超エッチ大好きなのだ。ドールを使ってセックスをすることに何のためらいもないし、淡泊な進一は相手をしてくれないから、仕方なく、開発したのである。もちろん、オナニーグッズの研究は熱心にした。アダルトドールのAIを使った技術も時間を費やしたが、性器も同じようにリアルさはグッズを参考にして開発してきた。もちろん、使い心地はたっぷり試してきた。
「進ちゃんも男の子だものね、どのタイプが好み? 」
「こんな人形じゃ、分からないけど、この髪の長い人がいいかな? 」
「フーン、進ちゃん、こういう子がタイプなの? 」
「いや、選べと言うから選んだだけだよ!」
尚子しか興味のない進一は、尚子の言い方に少しイラッとした。進一は、別の列に並んだ男の人形を見た。なんと、マッチョな体型から痩せたうらなりみたいな眼鏡男、デブのメタボ男などが並んでいる。おまけにしっかりまたの間にはリアルな陰茎が付いている。
「尚ちゃん、このロボットって、どういうこと? 男の性器まで付いているじゃないの? 」
「すごいでしょ? どのタイプも、すごいのよ」
「何? どういうこと、それ? 何がすごいの?! もしかして、セックス? 」
そんなことを感情的になって、尚子に言ってしまったことを後悔したが、今までの尚子の言動を推し量ると、尚子が、ドールを使ってセックスをしているかも知れないと思ってしまった。
「ごめん、失言だった、尚ちゃん…… 」
進一は尚子を見つめた。尚子は考えている素振りを見せた。
「そーねー、どれも、気持ち良かったわ、そうだ、進ちゃんも試すといいわ。髪の長いメグミタイプがいいんだ…… ふーん、」
尚子はショートカットの髪をなでながら伸ばそうかな、と考えていた。そもそも、魔性の女・尚子は基本変態で、超エッチ大好きなのだ。ドールを使ってセックスをすることに何のためらいもないし、淡泊な進一は相手をしてくれないから、仕方なく、開発したのである。もちろん、オナニーグッズの研究は熱心にした。アダルトドールのAIを使った技術も時間を費やしたが、性器も同じようにリアルさはグッズを参考にして開発してきた。もちろん、使い心地はたっぷり試してきた。