テキストサイズ

蜃気楼の女

第4章 安田邸

「アアー いつもしたかったんだ、尚子と…… 我慢していたんだ、きみが大好きだから…… 」
「何それ? 進ちゃん、どういうこと? でも、あたし、うれしーーー もう、あたし、我慢できないーーー メグミ、命令解除よー その場で待機しなさい! 」
 途端にメグミは進一に対する性器への愛撫を中止すると、さっと、その場で直立し動きを止めた。ソファーから立ち上がった尚子は、素早く進一の前に歩み寄る。進一の性器はすっかり天を向いていきり立っていた。
「進ちゃん、愛しの進ちゃん、嬉しー ついにあたしのものになるのね」
 尚子は寸止めをこらえていた進一の唇に、唇を重ねると、強く抱き合った。抱き合うと、進一の固くなった性器が自分の恥骨に当たるのが分かった。
「進ちゃん、すっかり固くなっちゃったね。あたしに興奮してくれてるのね? 」
「うん、もう、限界だよ、尚ちゃん…… 」
 ソファーの上で平静を装っていた尚子は、進一とメグミが絡み合うのを見て、すっかり、股間がぐっしょりぬれていた。
「進ちゃん、あたしの乳首を吸ってくれる…… 」
 尚子は着ていた白のワンピースのボタンを自分で首元から慌てるように順に外していく、色白の適度に膨らんだ白い生地のブラジャーの付けた乳房が現れた。
「進ちゃん、触って…… 」
 尚子は進一の手を握ると、乳房の上に重ねた。尚子の目を見つめながら首を縦に振って頷いた進一は、両手で尚子の乳房を下に向かって這わせながら、ブラジャーの縁に指を絡め下に向かって少しずつずらした。ブラジャーを外して乳房が現れた。尖った形のいい乳房に付いたピンク色の乳首が進一の目の前に向いた。乳房を下から両方の手のひらで包み込みながらもち上げた。乳輪の部分で動きを止めると、親指をゆっくり円を描くようになぞっていく。何週目かの円を描きながら、乳首に指を当ててみた。
「尚ちゃん、こんなに固くなってるよ…… 」
「アアア、進ちゃん、気持ちいいーーー 」
 進一は尚子の乳首を唇で軽く弾いた。弾力があったピンク色の乳輪が、固くなった乳首に引っ張られて盛り上がった。尚子が背中を反らしのけぞった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ