無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「進ちゃん、いいーーー　いっちゃうーーーー」
　この行為を長いこと待った尚子は進一に乳首をこねくり回されただけで、感極まって叫んだ。背中を反らしてのけぞらせた。
「アアアアアーーーー　」
　尚子は背中をさらに曲げて弓のように反らせ腰を高く浮かせたまま、何度か体を小刻みに震わせていた。長い間の尚子の願いが遂げられ、感極まった。
　尚子が目を開けると、不安そうに見下ろしている進一の顔が見えた。横を向いて、部屋の床に寝ていたことを知った。尚子は記憶をたどり、大失態をしたことに気が付いた。
「アアアアーーー　進ちゃんを受け入れられなかったーーーー　不覚だーーーー　」
　尚子の眼から大粒の涙がこぼれた。進一はその涙を親指の先で拭いた。そのまま、尚子の唇の上に、自分の唇を重ねた。
「尚ちゃん、愛しているよ……　」
　進一は横たわっている尚子の脇に寄り添った。
「これから何度でも一杯愛し合えるよ。結婚しよう」
　尚子の目から更に涙が溢れ出した。首を縦に振り続けながら、
「うん、これから、一杯、してくれるのね？　分かった。でも、あたしも一杯進ちゃんのこと、弄びたいの、いっしょにいっぱい楽しもうね」
「尚ちゃん、高校生の頃から毎日言ってたものね、僕、体持つかなあ？　」
「大丈夫よ、あたしが高校3年生の時、進ちゃん、一杯、あたしを抱いてくれて、一杯、あたしの中に何回も射精してくれてるのよ……　」
　尚子の話を聞いて驚いた進一は、上半身を起こし、改めて尚子の顔を見つめた。
「尚ちゃん、それ、どういうことなの？　僕がきみと愛し合った記憶がフラシュバックのように何度も出現することがあったんだ。その理由をきみは知ってるの？　」
「あたしと結婚する意思を決めてくれたから全て教えるわ」
　尚子は進一の過去の記憶を魔性力を使って復元してやった。進一は全てを知って、歓喜した。
「そうか？　ウウウウーーウウウウー　怒りで、魔性の力がみなぎってきたぞ！　」
　今、進一は魔性の男に変貌した。魔性の男・ｓｈｉｎｉｃｈｉの誕生だ。