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【期間限定】文字の世界を救え!

第2章 『カトレアの咲く季節』の世界

「マジかよ……まさか僕一人で戦えって?」


 アキラは部屋中を見渡し、奥の部屋の扉を見つけた。たまたま入った民家だが、ここに捕らわれたキャラがいることは本能的にわかった。


「よし」


 ゴクリと唾を飲み込んだあと、アキラはゆっくりと扉を開けた。
 やはりここも灯りはなく、部屋は薄暗い。


「……あぁ、助けが来てしまったのか」


 不意に声が響き、アキラはビクッと体を震わせた。


「助けが来てしまった……?」


 アキラは首を傾げる。
 と、その時。突然扉がバーンッ!!と開き、ウニョウニョと動く大きな影が現れた。



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