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【期間限定】文字の世界を救え!

第2章 『カトレアの咲く季節』の世界

「その花は美しくない」


 アキラの背後にいるキャラが言い放つ。


「花? もしかしてこいつがウイルスなんだな」

「ああ、そうだよ。君に倒せるかな?」


 なんとなく笑われた気がした。
 アキラは剣を握ると、その影に向かって剣を振り下ろした。


「まだだよ、まだ奴は死んでいない」

「わかってるよ!」


 アキラはついイラッとしてしまった。 
 助けにきたのに、どこか上から目線な態度のキャラが気にくわなかった。


「メラ!」


 アキラはドラクエの呪文を唱える。
 炎がウニョウニョの影を包み込むと一瞬、捕らわれていたキャラの姿が見えた。



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