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ヌードモデルの思い出の温泉

第2章 もう一度、体験

松田さんは、自著のコラムで「若い女性モデルと一つの部屋で寝るが、手を出したことは一度もない」と書いている。

(事務所に参考資料として寄贈されたその本を実際に確認した)

私は、素直に信じた。

プロの仕事って、そういうものでしょ。

明日の朝、写真に撮られることなく朝風呂に入り、朝食をいただき、チェックアウト。
あとは事務所まで車で送ってもらえることになっていた。

同じ宿というだけで、かつての彼が私にしたようなことは何も起こらないのだ。

やっぱり、また今度、彼と来よう。

露天風呂で素っ裸をいっぱい見てもらおう。

どうせなら露天風呂で抱いてくれないかな。

やっぱり、私は、女だ──


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