ひなとDoctors 〜柱と呼ばれる医師たち〜
第139章 怒濤の潮騒
五条「ひな…」
俺の手を握り締めるひなの手がもうずっと震えてる。
命懸けで、心も身体も極限状態で頑張るひなに、ここでまた頑張れとは……もうなんと声を掛ければいいかわからない。
でもひなの気持ちが切れないようにしてあげないと、タイムリミットまでになんとか産ませてやりたい。
見かねた俺は、
「おい!こらちび!!いつまでお腹にいるつもりなんだ!居心地良いのか知らんがママが苦しいだろ!!いい加減出てこんか!!ママの声も俺の声も聞こえてるだろ!!これ以上ママを苦しめるな!!」
お腹に手を当てて声を張り上げると、
「ああ"っ!!」
痛みがより強く、胎児が下にグッと降りてくる感覚に変わったようで、陣痛間隔も1、2分になり、
宇髄「ひなちゃん内診しよう、な。」
「痛いっ!ハァハァ、嫌、痛いっ!!」
宇髄「痛いな。痛いけどもう赤ちゃんそこまで降りてきてそうだから、内診させて。な?」
「ハァハァ、あ、づ…っ、ああ"——っ!」
もう陣痛もお構いなしに内診してもらい、
宇髄「9cm!ひなちゃん、もうあとちょっとだ。」
やっと、ようやく、一気に9cmまで開き、
「ゔぅーっ、ハァハァ、いきみたいっ……。早くっ……いきみたいっ!!もういきむっ!!」
言うと、
宇髄「ん、よしよし。わかった。そしたら、押さえといてあげるからいきむ練習してみようか。」
ということで、宇髄先生が児頭を押さえてくれ、ひなは"やったぁ…!"という表情で、思いっきりいきむ。
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