午後はセックスの授業!?
第5章 煌雅×美波
すると、そいつは私の頬をフニっと摘んだ。
顔が無駄にイケメンでムカつく!
「何で不満そうなんだよ?俺が相手だぞ、喜べよ」
「不満しかないんだけど!もう…何で受理されるの?二人で行かないと受理して貰えないはずでしょ?」
「一緒に出しに行く途中で階段から落ちたって言ったら普通に通ったぞ」
「もう教室戻る!後で絶対ペア変えてもらうから!」
私は隙をついてベッドから抜け出した。
「美波。授業始まったら教室迎えに行ってやるから待ってろよ?」
「とりあえずペア組むけど何もしないでよね!」
私はそう言って保健室を出ていった。
何なのアイツ!
イケメンじゃなかったら職員室駆け込むところだったけど、イケメンに免じてペアの相手決まるまで我慢してあげるんだから。
教室に戻ると最速でペアの発表のプリントが配られていた。
「美波ちゃん、蒼君とペアじゃないの?」
「えっと…」
「ってか!ペアの相手煌雅(こうが)先輩じゃん!」
「嘘!?マジで!?すごい!」
「え?そんなすごいかな…」
男子は蒼君以外興味なかったし、その上違う学年の人の事なんて全く知らなかった。
ただ廊下でイチャついてるヤリチンって情報しか私の中にはない。