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午後はセックスの授業!?

第5章 煌雅×美波



……こんな奴に見透かされるなんて最悪。涙が溢れてくる。


「何泣いてんだよ?あー…“誰も”は言い過ぎたな?俺は美波とペア組みたくて組んでやったぞ」


私の涙を指で拭いながらそう言った。


「ふぅッ…今まで話した事ないのに組みたいと思うわけないじゃんっ」

「今まで話した事ねぇけど見た目どストライクだし」

「あんたは女子なら誰でも出来るでしょ!色んな女の子とイチャつきまくってんの知ってるんだから!あんなこそ何で誰ともペア組まずに意思表示出来ない私と組んでんの?」


そういえば階段から落ちる原因になったぶつかってきた人はこの人とペア組めなかったとか嘆いてた気がする…


「何回も同じ事言わすんじゃねぇよ、顔がどストライクだからだって言ってんだろ」

「あんたも顔しか見てないっ」


まだ少ししか話した事ないのに私の事分かってくれてそうでちょっと優しいとか思ったのに…


「顔しか知らねぇんだから仕方ねぇじゃん!見た目が好みなのがキッカケでもいいだろ?顔もっと見せろよ」


すると、肩を組んでいた手が腰に移動してグイッと引かれていつの間にか向かい合わせで抱き寄せられている状態になっていた。


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