午後はセックスの授業!?
第5章 煌雅×美波
「…煌雅様。お取り込み中のところ申し訳ございません。到着しました」
運転手さんの言葉で唇が離れた。
やっぱりキスしてるのバレバレ…色んな女の子と日常茶飯事だから運転手さんも慣れてるのかも…。
っていうか、ここ何処?
車の外を見ると何処かの地下駐車場みたいなところだった。
「……あぁ、もう着いたのか」
運転手さんはサッと出てドアを開けてくれる。
煌雅に手を引かれて車を降りる。
「明日の朝もいつもの時間に迎え頼む」
「かしこまりました」
「美波、行くぞ」
煌雅に引っ張られて私は急いで運転手さんに頭を下げて着いて行く。
自動ドアがあってそこを通り抜けると、豪華なエレベーターがあって乗り込むと煌雅は手慣れた感じでカードをかざして高層階を押した。
そういえば前に何処かのホテル泊まった時に見た事がある。
値段が高い部屋の階層はルームキーをかざさないと押せない仕組みになっている。
よく見るとエレベーターのボタンにはロビーとか書かれていてホテルの名前も書かれている。
ここ有名な高級ホテルじゃん…。
「え?ここホテル?」
「あぁ、親が経営してるホテル。家ダルいから一部屋借りて住んでる」
「住んでるの!?」
どうしよう……煌雅ってとんでもない人だった…。