午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
コンコンッ
ドアがノックされた音がして、私達は顔を見合わせて急いでドアを開けた。
すると、稲本君と保田君と特進クラスの七緒(ナナオ)君が部屋に入ってきた。
「早かったね!先生とか大丈夫だった?」
「うん。先生達宴会始めてたからみんな部屋移動したい放題だったよ」
茉希は嬉しそうに稲本君の腕を掴んで部屋の奥に入って行った。
稲本君と保田君は同じクラスだから面識あるけど、七緒君は1度も話した事ないのに大丈夫かな…
しかし、七緒君が一緒に来た事に驚いた。
七緒君は学年では頭が良くて格好良くて有名だから一方的に知っていた。
チラッと七緒君を見ると目が合った。
「あ!俺、他のクラスなんだけどわかるかな?」
「えっと…七緒君だよね?」
「そうそう、良かった。保田と中学の時からの仲でさ!保田のところに遊びに行ったら女子の部屋に行くって聞いて一緒に来ちゃった。混ぜてもらっても大丈夫?」
「うん!」
「俺も名前知ってるよ、美妃ちゃんだよね?よろしく」
「当たり!よく知ってるね!よろしくね」
ちょっと不安だったけど、七緒君は気さくな感じで安心した。
名前知っててくれて嬉しい…。
「美妃、七緒は女子とはみんなとこんな感じだから勘違いするなよ?」
「え?か、勘違いとかそんなのしてないよ!」
「勘違いしてもいいけどな?美妃ちゃん可愛いと思ってたし」
「へ!?」
「うーわ!七緒…本当チャラいよな」
冗談交じりに言った事なのに、不覚にもドキドキしてしまった….。