午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
「3が1にほっぺチューで!」
「オォ!俺1だ!3は!?美妃か茉希ならどっちがいいでもいい!」
「げ!3は俺だ!保田愛してるよ!」
「稲本…うわ!何で女子の確率のが高いのにお前なんだよ!?」
稲本君が保田君のほっぺにキスをしたりして、王様ゲームは結構盛り上がっていた。
雰囲気が変わったのは保田君が王様になったくらいからだ。
「1番と2番ポッキーゲーム!」
あ…私のカード2だ。
「俺1だ…お!2番美妃だな」
1を引いたのは稲本君だった。
やば…番号交換する暇なかった…。
すぐに茉希にわざとすぐに折って負けるからと目で合図したけど、伝わったかは微妙。
稲本君はポッキーを咥えていた。
「美妃、早くやろうぜ」
「う、うん…」
反対側を咥えると、思ったよりも距離が近い…。
そして、始まると稲本君は私の腕を掴んですごい勢いで近付いて来た。
稲本君さっき茉希と良い感じだったのに何で!?
唇が近付いてきたところで私は俯いて、ポッキーを折った。
「あ…」
「なんだよ!つまんねぇ!キスすると思ったのに!」
保田君はそう言って吠えていた。
「保田。それなら、次の時はキスを命令すればいいじゃん」
七緒君はそう言って私を見ながら笑った。