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朝食に行く途中。




七緒君が七緒君のクラスの男子といるところに遭遇してしまった。




どうしよう…普通に挨拶しなくちゃ…




「美妃、ほら七緒君だよー」

「うん…」



目が合うと七緒君はフッと笑ってこっちにやってきた。



「七緒君ー！昨日…」

「茉希ちゃん昨日の事は内緒」


七緒君は茉希の言葉を遮った。


「あっ！そっか！」

「稲本と付き合えて良かったね、おめでとう」

「ありがとう！」

「じゃあ、またね」



…やっぱり昨日の夜の事なかった事にしたいよね。
修学旅行の悪ノリだもん。


七緒君は去り際に私の耳元で囁いた。


「…今度王様ゲーム2人でやろうね」

「え！？」


七緒君は手をヒラヒラさせて行ってしまった。