午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
そして……それから2人で王様ゲームなんて行われていない。
七緒君はきっと釣れそうな女の子みんなにあんな感じなんだ。
そんな人好きになっちゃうなんて…私はチョロい女だよ。
「よし!俺はもうペア提出完了ー!」
保田君が浮かれた様子で教室に戻ってきた。
保田君はあんな事があった次の日帰りの新幹線で他のクラスの子に告白をされて付き合い始めた。
つまり、私だけ……ただ七緒君と保田君に弄ばれただけだ。
「おいおい!何か暗くない?美紀は相手決まったん?」
「保田君うるさいんだけど!察してよ!」
茉希はそう言って保田君をバシバシ叩いた。
「あぁ…ごめんな?彼女出来てなかったら俺が組んでやっても良かったけど俺はもう…」
「…保田君に彼女が居なくてもペアにならないし」
「七緒にメッセージ送ったけど既読つかねぇな」
「熱い夜一緒に過ごした仲なのに冷たー!美紀は七緒だったしなぁ…あ、七緒だ」
「え…?」
教室のドアの方をバッと見ると七緒君が私達の方に向かって手を振って私達の方にやってきた。
「あの時のメンバーで集まってるじゃん、みんなクラス一緒でいいなぁ」
…何しに来たんだろう?