午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
私達はペアの用紙を出し終えて職員室をあとにした。
「無事に提出出来て良かったね!」
茉希は稲本君と腕を組みながら嬉しそうにそう言った。
「うん…そうだね」
「っつーか、放課後までとか待ちきれねぇ!茉希次の時間サボろうぜ」
「私も待ちきれない~!行こ!」
「二人も来るか?この前みたいな感じでもいいし」
「えっ!?えっと…私は…」
「サボりたいけど俺は授業出るよ!成績落とすとまずいからさ」
「私も授業出るね」
七緒君が先にはっきり断ってくれたおかげで断りやすかった。
「わかった!じゃあ、またあとでね~」
2人は行ってしまって私達は教室に戻る事にした。
七緒君のクラスの教室との別れ道に差し掛かった時だ。
七緒君は私のクラスの教室の方へ向かって歩いている。
「あれ?七緒君のクラスこっちじゃない?」
「教室まで送るよ」
「えっ!いいよ!もう授業始まっちゃうし!」
「今学校全体ペア決めで変な感じになってるし、美紀ちゃんに何かあったら嫌だからさ。行こう?」
七緒君はそう言ってスマートに教室まで送ってくれた。
やっぱり女の子の扱い慣れてるなぁ…
「遠回りさせてちゃってごめんね」
「全然!そうだ、連絡先交換しようよ」
「あ、そうだね」
私はスマホを急いで出して七緒君と連絡先を交換した。
…私、普通に振る舞えてるかな?
このまま七緒君とセフレっぽい感じで付き合う事になるのかな?