午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
「ねぇ!どの曲好きなの!?」
「アルバムに入ってる曲なんだけど」
七緒君はスマホに曲を全部落としていて一緒に曲名を見ながら何処が良いとか話したり、一緒にイヤホンをつけて過去のライブの動画を見たりして授業中ということを忘れて盛り上がった。
「まさか美紀ちゃんとこんなに気が合うと思わなかったよ」
「本当!曲の好みも似てたね!」
コンコンッ
突然ブースの扉がノックされてハッとして口を押さえる。
やば…もう授業始まって結構経ってた…。
アナウンスで授業の課題の説明あるってプリントに書いてあったけど動画見てて説明してた事気づかなかった。
「雑談してるように聞こえるが、ちゃんと課題やってるのか?」
すると七緒君が口パクで大丈夫と言ってから応えた。
「やってます。僕達、こういう事するの初めてで彼女が緊張してたので緊張ほぐしてたところです」
「それなら良いが、あまり騒がないようにな」
「はい」
七緒君は動揺する事なく落ち着いて応えてくれて安心した。
こういう時も頼りになる。
「ごめん…私、騒ぎ過ぎちゃった…」
「いや、俺も…授業中って事忘れてたね、課題って何やるんだったんだろ?」
七緒君はそう言ってブース内にあるボックスの中から何か用紙を取り出した。