午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
「何だ…今日の授業は裸見せ合うだけだって。それでこれに感想記入だって」
「あ、そうだったんだ…」
「もう時間ないし前の思い出して適当に書いて出そうか」
「…そうだね」
さっきまで楽しかったのにちょっと気まずくなっちゃったな…。
七緒君とエッチするのは嫌なわけではないけど。
こんなに気が合うのにやっぱり軽く付き合うの嫌だな…
TSUBAKIの事話してる間すごく楽しかったけどきっと七緒君なら他の女の子とだってこんな感じなんだろうな。
「……なんか急に元気なくなった?」
「そんな事ないよ!えっと…書くものある?」
そう言って誤魔化してボックスを覗こうとすると腕を掴まれる。
「嘘。さっきまで楽しそうだったのに急に悲しそうな顔してんじゃん!美紀ちゃんすぐ顔に出るからわかるよ…」
七緒君は私の頬をふにっと摘んだ。
「何か心配な事あるなら言って」
「………面倒な事だから言いたくない。面倒臭くなってペア解消されたくないもん…」
そう言うと七緒君は私の頭をぽんぽんと優しく撫でててくれる。
「面倒な事でも大丈夫だから言ってごらん?ペアも美紀ちゃんに嫌われない限り解消するつもりないし」
七緒君はあんな軽く付き合ったとは思えないくらい優しかった。