午後はセックスの授業!?
第6章 勇鷹×美紀
「えっと……その付き合ってた人ヤリモクみたいな感じだったから……」
「あー…そういう事か。付き合う前にヤッちゃったけど…俺はそういうつもりないからな?」
「……ん」
七緒君はそう言うと腕を緩めた。
そして目が合うとキスをしてくれた。
触れるだけの優しいキスだけどすごくドキドキした。
「…美紀って呼んでいい?」
「うん…勿論」
「んじゃ、美紀も俺の事名前で呼んで?」
七緒君の名前は連絡先を交換した時にフルネームで登録してあったので覚えていた。
「…勇鷹(ゆたか)君?……なんか急に呼ぶと恥ずかしい」
「ふはっ…これからは下の名前で呼んで。よし、プリントの記入しようか。授業終わったらすぐデート行こう」
「うんっ」
プリントを記入してチャイムが鳴るとすぐに提出をして学校をあとにした。
「何処かデートで行きたい所ある?」
「ウーン…そうだなぁ?そうだ!駅前のCDショップ行っても良い?昨日お小遣いもらったからこの前出たTSUBAKIの新しいアルバム買いたいの」
「俺初日に限定のやつ買ったから貸そうか?…あ、アルバム集めてたら買いたいか」
「え!?初日の限定のやつって非公開のライブ映像DVDついてるやつ?」
欲しかったけど発売日がお小遣い前で買えなかったやつだ。