午後はセックスの授業!?
第1章 蒼×莉菜
「成績がかかれば別に好きじゃなくても恋人のフリできるし、キスもエッチも出来るんじゃん…」
「何言ってんの?出来ないから女子からの誘い全部断って莉菜とペア組んだんだろ?ペア組む時言ったじゃん、よく知らない女と組みたくないって」
「他の子より知ってるってだけで私の事好きなわけじゃないじゃん!」
「…あぁ、そうか!ふはっ…なんだそういう事か」
蒼は一人で勝手に納得して笑いだした。
笑い事じゃないのに…
「全然面白くないもん…ヒックッ」
「俺が莉菜の事好きじゃないのに成績の為にカップルのフリしたりキスとかセックスしようとしてるから悲しくなっちゃったんだよな?」
「むぅ…」
「…小さい頃莉菜は俺の事好き好き言ってくれてたじゃん?」
「……ん」
「莉菜に莉菜の事好きか聞かれた時俺も好きだって応えてたの覚えてる?」
「私、そんな事聞いてた!?」
「1回聞かれた事あるんだよ…大きくなってからは好きとか言わなくなったけど、ずっと一緒にいるし唯一お互いワガママ言い合える仲だし、俺も莉菜も気持ち変わってないと思ってたんだけど」
「…私の事好きなの?」
「好きだからずっと一緒にいるし、ペアも組んだんだろ…莉菜も同じだと思ってたけど授業の時全然俺の事見ないし、キスしたら泣くから勘違いしてたのかと思って結構傷付いた…」
あ…そっか…蒼に関する事なのに課題ちゃんとやらなかったから帰る時不機嫌になってたんだ。
「違っ…私も蒼の事好きだもん!」
そう言うと蒼はギュッと抱き締めてくれる。