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午後はセックスの授業!?

第7章 豪×莉恋



見回りの先生?


「あ、あのっ」

「…あ?」


先生かと思って顔をあげると、私がぶつかったのは……


同じクラスの龍虎(リュウコ)君だった。



龍虎君は眉間に皺を寄せてぶつかってきた私を睨み付けていて、私は足が竦んでしまった。



龍虎君というのは…龍虎 豪(リュウコ ゴウ)。
クラスで唯一の不良?で、190cm近い身長と体格でいつも眉間に皺を寄せていて見た目がまず怖くて誰も近付く人はいなかった。



確か学校外で問題を起こして停学になってたんじゃなかったっけ?



「莉恋ちゃぁん、待っ……ヒィッ!!」



追いかけて来た男士は龍虎君の存在に気付いただけでその場にヘナヘナと崩れ落ちた。


「まだ授業中だぞ!何を騒いでいるんだ!!」


先生が駆け付けて来る。


「龍虎!お前学校復帰明日からだろ!」

「あ?てめぇ等が渡す資料あるから取りに来いって言ったんだろうが…」


龍虎君はポケットに手を突っ込んで先生を上から睨み付けながらそう言った。

その姿は完全にカツアゲしてる様な図だ…


「あぁ!そうか、すまんすまん!ここじゃなくて職員室の方に行きなさい」


流石先生…物怖じしない…


「それで、そっち2人は何をしているんだ?まさか無理強い行為…」



緊急ボタンが付いているのはセックスの授業において相手が嫌がっているのに無理矢理する行為は禁止されているからで、どうしても出来ない場合は速やかにペアを解消しなければいけなかった。

従えない場合は退学や指導を受ける事になってしまう。


その対象に前の2人が当てはまったわけだけど……

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