午後はセックスの授業!?
第7章 豪×莉恋
「先生っ!違うんです!」
追いかけて来た男子は突然早口で先生に泣きつきだした。
緊急ボタンを押そうとするのも阻止してきたし、指導の対象になりたくないみたい…
「そのー!そう!その彼女、龍虎君の事が好きみたいで俺とのペア解消したいって言ってきて!俺とはペア解消して新しく龍虎君とペア組みたいそうです!」
!?
最低だ…
「ほう、そうだったのか!龍虎、良かったな!」
「…?何の話だ?」
「照れなくていいぞ、休んでいたとはいえ授業の事は知っているだろ、ほら!ペアの手続きするから園田(そのだ)も職員室に一緒に来なさい」
「???」
「あ、あの…違……」
「違うのか?違うなら、現在のペアと授業に戻りなさい」
「違いませんっ」
はっ……戻りたくなくてつい……
どうしよう…このままだと龍虎君とペアになっちゃう…。
龍虎君に殴られたら……死んじゃうかも…
龍虎君の逞しい後ろ姿を見ると、改めてそう思ってしまった。