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午後はセックスの授業!?

第7章 豪×莉恋



追い詰められると手首を強く掴まれる。


「莉恋ちゃん、ほら!ちゅ〜」

「嫌ッ…」

「おい…俺のペアに何してんだよ」


後ろから龍虎君の声が聞こえて、近付いていた唇が遠ざかっていく。

一瞬のうちに引き離されて龍虎君がアイツを睨み付けている。


「ひあっ…いやぁ、今日まで俺がペアかなと」

「あ…?んなわけねぇだろ、今度園田に近付いたらただじゃおかねぇからな」

「すいませんでしたっ」


わぁ……流石龍虎君……。


一回目はたまたま廊下にいただけだけど、龍虎君に二回も助けてもらっちゃった。


アイツが逃げ去ると龍虎君が私の前にやって来た。


すると、龍虎君の手が私の頭の方に伸びて来て殴られるのかと思ってギュッと目を閉じた。


「あ、わりぃ……」

「ふぇ…?」


目を開けると伸びて来た龍虎君の手は引っ込んでいた。

他の男に何触られてるんだ、みたいな感じで殴られるかと思った…。


「えっと…平気か?アイツに何かされてないか?」

「されてない…です……その、本当に何もされてなくてっ」

「そ、そうか。なら良かった」


龍虎君を見るとホッとしたような顔をしていた。


もしかして、心配してくれたのかな?

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