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「…またアイツ戻って来るかもしれねぇし、帰り送る」

「え！？そんなっ…大丈夫だよ、今龍虎君が追い払ってくれたし」

「襲われかけてたのに一人に出来ねぇよ、送らせろ」


「うぅ…はい…」


そう言うと龍虎君はフッと笑った。


あれ？いつも怖くて龍虎君の顔ちゃんと見た事無かったけど、結構イケメン……


ちょっとドキドキしちゃった…


そういえば、女子の間で龍虎君は怖くて近付けないけど顔は格好良いって噂になった事があるのを思い出した。


ずっと怖いっていう印象だったけど、本当は優しいのかな？


と、少し淡い期待を持った。



龍虎君と帰る事になって私達は教室を後にした。