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午後はセックスの授業!?

第7章 豪×莉恋




龍虎君と一緒に下校する日が来るなんて…



何を話せば良いのか分からなくて、話し掛けても良いのか分からなくて私は龍虎君が歩く少し後ろを龍虎君の背中を見ながら歩いていた。



すると、龍虎君が突然立ち止まる。



「…歩くの早かったか?」

「え?」

「いや、後ろ歩いてるから…園田の家分かんねぇし横歩いて欲しいんだけど」

「あ、そっか…」


龍虎君はさりげなく車道側の方にズレて壁側を開けてくれて、開けてくれた方に行った。


車道側の方を歩いてくれてるのかな?


なんというかそういう気遣いに慣れてる?


龍虎君は特に何も語ってはいないけど、一緒にいるだけでどんどん怖い印象がなくなってくる。


「……園田って下の名前何だっけ?」


またしても龍虎君の方から声を掛けてくれた。


「莉恋だよ」

「莉恋な?俺の事もその…下の名前で呼んでいいから」

急に下の名前で呼ばれでドキッとしてしまった。

今までペアだった人達にも下の名前で呼ばれてたのになんだろう?


「あー…なんつーか、馴れ馴れしいかもしれねぇけど明日そういう事すんのにお互い苗字呼びって変じゃね?」

「そっかぁ、じゃあ私も豪(ごう)君って呼ぶねっ」

「……お、おう……俺の名前知ってたんだな」


豪君は少し顔を赤くして顔を反対側に逸らした。


もしかして照れてるのかな…?

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