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午後はセックスの授業!?

第7章 豪×莉恋



「えっと…豪君って、その…存在感あるから覚えてたの」

「そうなのか……ん?わりぃ、電話だ」


豪君はそう言ってスマホの画面を見ると顔をしかめて電話に出た。


「……何だよ?」


何か…電話先の相手に怒ってる…?


「あぁ?ふざけんじゃねぇよ!もっと早く言えよ!こっちだって予定あんだよ!」


すごく怒ってる…!!


「…いや、今行くから連絡しなくていい」


豪君はそう言ってため息をつきながら電話を切った。



「はぁ…莉恋の家ってどっちの方角?」

「南町の大きいケーキ屋さんわかるかな?あの近くだよ…っていうか、何か用事あるなら本当に送ってくれなくても大丈夫だよ?」

「ダメだ、絶対送って行く。あのケーキ屋の近くなら方角は同じだな…すげぇわりぃんだけど、すぐ済むから少し遠回りしてもいいか?」

「うん、今日用事ないから全然大丈夫だよ」


なんていうか、もっと豪君の事を知りたいと思い始めていて帰る時間が少し伸びたのが嬉しい。

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