午後はセックスの授業!?
第7章 豪×莉恋
「流石にそこまでさせられねぇよ、本当大丈夫!こう、オムライスは俺が作ってやるから」
「兄ちゃんの料理美味しくないから嫌っ」
「……私作りに行ったら迷惑かな?」
「いや…そんなわけねぇけど……そしたら頼んでも良いか?」
「うんっ」
「やったぁ!」
私達は方向転換をして豪君のお家の方へと向かった。
向かう途中にあるスーパーでお夕飯の材料を3人で買っていると勝手だけど豪君と洸太郎君と家族になったみたいで何だか楽しかった。
「こう、お菓子は一個だけだぞ」
「ん〜!これもぉ」
洸太郎君の手には小さい子に大人気のアニメのグミとお煎餅が握られていた。
「どっちか戻してこい」
「両方欲しいのぉ」
洸太郎君は今にも泣き出しそうで、よく見掛ける光景だ。
「じゃあ、ほら両方カゴ入れとけ」
「やったぁ」
豪君はそう言って持っていたカゴに両方入れさせていた。
結局両方買ってあげるのかな?
「こう、オムライスのタマゴ何処にある?兄ちゃん場所わかんねぇ」
「兄ちゃん知らないのー?こっちだよ!」
「知ってるのすげぇな、着いて行くよ。走るなよ」
「うんー」
洸太郎君がくるっと後ろを向いた瞬間に豪君はカゴに入っていたお煎餅を棚に戻した…