午後はセックスの授業!?
第7章 豪×莉恋
「りこちゃん、オレね~折り紙の手裏剣作れるんだよぉ」
「本当?すごいー!確か手裏剣って折り紙2枚使うから難しいよね」
「教えてあげるから一緒に作ろー?」
「うんっ」
洸太郎君は、嬉しそうに折り紙を持って来ると私の膝の上に座る。
洸太郎君可愛いし、懐いてくれて嬉しい…
「莉恋、ごめん…こうの面倒見てもらう為に来てもらったわけじゃねぇのに」
「ううん、洸太郎君と一緒に遊べて楽しいよ」
「兄ちゃんも一緒に作ろー」
「良いけど、お前は俺の膝の上来い」
「りこちゃんが良いーっ」
洸太郎君はそう言って私にギュッと抱き着いた。
「ふふっ!洸太郎君に振られちゃったね」
「は!?そういう事じゃなくてだな……重かったら降ろしていいからな」
豪君はそう言いながら私の隣に座って一緒に折り紙を折り始めた。
「まさか豪君と一緒に折り紙する日が来るなんて思わなかったな」
「そうだな……ん?これどうすんだ?」
豪君は不器用みたいで折り方が変な事になっている。
「兄ちゃんの全然違う!」
「どう違うんだよ?」
「オレ忙しいの!」
洸太郎君は自分の折り紙に夢中だ。
「えっと…前の所からかな?ここのところを…」
「こういうの苦手なんだ」
豪君の手元の折り紙に手を伸ばすと豪君の手とぶつかる。
「あっ…」
「わりっ」
「ううんっ…こうかな」
「おおお、そうか…」
わぁ…手がぶつかっただけなのにドキドキしちゃった……。