午後はセックスの授業!?
第7章 豪×莉恋
今までのペアの人達と違って相手は好きだと思える人だけど…
その時になって豪君の事怖いとか思っちゃったら嫌だな。
あんな優しくしてくれる豪君の事そんな風に思ってしまうのに不安もある。
そういうのもあって次の日午後の授業まで緊張しまくってしまった。
次の日、豪君とペアになった事をみんなに驚かれて何回も優しい人だって説明したけど誰も信じてくれなかった。
豪君も一日眉間にシワを寄せてスマホと睨めっこしていたり、何かに集中しているみたいでそれがみんな近寄り難いように見えるみたいだ。
結局豪君とは朝挨拶したくらいで全然話す事なく午後を迎えた。
「……莉恋、行く…か」
「うん…」
「ん」
みんながいる中恥ずかしかったけど、豪君が手を繋いでくれてブースまで手を引いて歩いてくれた。
ブースに入ると豪君はキョロキョロしていて、豪君も何となく緊張しているのがよく分かった。
「……ふ、服脱ぐんだったよな」
「うん…」
「その…俺、そっちの壁の方向いてるから…莉恋の準備出来るまでぜってぇ莉恋の方見ないから安心しろよな」
「わ、わかった…」
豪君はそう言いながら部屋の奥の壁の方を向いて制服を脱ぎ始めた。