午後はセックスの授業!?
第2章 瑛斗×鈴音
田丸君は休み時間はいつも1人で音楽を聞いていてほとんど話してるところを見た事がない。
だから今声を掛けて来た事にビックリしている。
「……俺が香山とペア組んでも文句ないよな?」
「あああぁ!鈴音良かったじゃん!瑛斗、何考えてるかよくわかんねぇけど結構顔イケメンだし!小、中一緒だったんだろ?」
裕也の奴…上から目線でなんなの?
何で田丸君が急に声を掛けて来たか知らないけど…余り物で知らない人とペア組まされて生理的に無理な人となるより良いかも。
「……わかった。田丸君、ペアお願いします」
「…ん。これ名前書いて」
田丸君に用紙を差し出されて私はすぐに田丸君の名前の横に自分の名前を書いた。
名前を書くと田丸君はサッと立ち上がって用紙を取って私の腕を掴んだ。
「…出し行こ」
「え?あ、うん…」
「おいおい~!そんな急がなくても鈴音の相手そんなすぐ埋まらねぇって!もしかして鈴音の事ずっと好きだったとか?」
え…?少しドキンとしてしまった。
「…別に」
違うんだ…少し期待して損した…
田丸君は黙って私の腕を引いて教室を出た。
…私、田丸君とエッチするんだ。
っていうか、田丸君エッチとか興味あるのかな?
昔から1人で難しそうな本読んでたり、音楽聞いてたりしてて静かな人だからエッチな事するとか全然想像つかない…。