午後はセックスの授業!?
第2章 瑛斗×鈴音
用紙を出しに行って教室に着くまで一切喋ることは無かった。
もしかして…セックスの授業も何もしないで終わるんじゃないかな?
教室に着いて席に座ると裕也はいなくなっていた。
その愛ちゃんとペアの用紙出しに行ってるんだろうな。どうでもいいけどさ。
バンッ!
「鈴音っ!!さっきは悪かった!!俺とペア組もう!?」
「何言ってんの?もう田丸君と用紙出しちゃったし」
突然戻ってきた裕也はまた訳の分からない事を言っている。
「取り消そう!愛ちゃんも他に彼氏いたんだよ!んで、そっちと組むって言われてさぁ!愛ちゃんか鈴音以外考えてなかったから他の女子無理!」
「私は裕也とはもう組む気ないから」
「瑛斗!取り消してくれるよな?」
「…やだ。面倒臭い」
「裕也いい加減にしてよ…早く他の子探せば?」
私、何でこんな人好きだったんだろ…
裕也は不服そうな顔をしながら急いで教室を飛び出して行った。