午後はセックスの授業!?
第2章 瑛斗×鈴音
そして遂にその時間がやってきた。
ペア分けのプリントが配られるとしっかりと田丸君とペアになっている。
裕也は…どうでもいいか。
関係ないし。
裕也の方を見ると机に伏せていた。
結局相手見つからなかったのかな?
「……香山、指定の教室行こう」
「あ、うん……」
すると、教室の扉が開いて誰かが教室に入ってきた。
上の学年で恐らく体重100キロ超えしているんじゃないかと噂の女の人…
前を横切ると数日お風呂に入っていないようなツンとした臭いが鼻につく。
「裕也くぅん~!ランダムでペアだね!よろしくねぇ~」
「やだ…何も聞こえない……俺は授業受けない!」
裕也の相手あの人だったんだ…
「おい!鈴音!この浮気者!!」
「私は浮気なんかしてないし!そっちが浮気したんでしょ!?」
「……香山。相手にしてる時間無駄。早く行こう」
「裕也浮気されちゃったのぉ?いっぱい慰めてあげるからねぇ~」
「うるせぇ!勝手に名前で呼んでんじゃねぇ!こっち来るな!」
田丸君に腕を引かれて私は田丸君と教室を出た。