午後はセックスの授業!?
第3章 麗桜×翔太
昼休み。
あれから勿論ペアの相手が見つかるわけがなく、ペア提出期限が迫っていた。
ペアを記入するプリントを見て溜め息が出た。
唯一ペア求められたのが男だなんて…
「ねぇ」
「え?」
僕の机の前に鷹野さんが来ていてカーディガンのポケットに手を突っ込んで立っている。
「ペア決まってる?」
「いや…」
僕は首を振った。
「組まない?」
「え!?僕と!?」
突然の誘いにかなり驚いた。
っていうか、鷹野さんが誰とも組まずにこんなギリギリまでいること自体不思議だ。
こんな美人さんなのに誰からも声掛からないわけないんだから。
「嫌だったらいいよ」
「嫌だなんてそんなわけないよ!」
「じゃあ、それ名前書かせて」
「あ…」
鷹野さんは僕のプリントに自分の名前を記入した。
「はい、翔汰も名前書いて」
「は、はいっ」
僕は急いで自分の名前を書いた。
何で…?
まさか罰ゲーム?
いや、さっきのを許さないくらいなんだから人を巻き込んだ罰ゲームなんて鷹野さんはしない。