午後はセックスの授業!?
第1章 蒼×莉菜
「ちょっ!?え?何で?私、蒼と組むなんて言ってないよ!」
「言わなくても決まってんじゃん、よくわかんない女と組みたくないし」
「また勝手に決めないでよ」
「莉菜だって俺以外に組む奴いないだろ…ほら、名前書いて」
職員室の前まで行くと用紙を差し出される。
私が書くの当たり前だと思ってる…
「組む人なら蒼以外にもいたもん…さっきだって声かけられたし」
「ふーん…じゃあ俺の組まなくていいんだな?」
蒼がそう言って用紙を引っ込めようとした時私は咄嗟に蒼の腕を掴んで止めた。
「うぁ……うぅ……私も知らない人やだぁ…」
「なら最初から素直に書けよ。ほら、泣いてないで早く書いて。時間ないから」
「泣いてない!」
名前を書いて私達は職員室へ出しに行った。
「なんだ、お前達やっぱり付き合ってたのか」
「へ?」
「はい、小さい頃からの仲なので両親公認で将来結婚も視野に入れてお付き合いしてます」
!?
蒼はまた王子様モードで先生にそう言った。
別にそんな嘘つかなくてもいいのに…あくまでも誠実に付き合ってるクリーンなイメージでいたいんだろうな…