午後はセックスの授業!?
第4章 璃玖×小夏
「ヤバ!スマホの充電あと5パーしかない!」
「っつーか、こんな暗くなってるの気付かなかった。帰ろう、天野の家どっち?」
「駅から東口の先の橋の方だよ」
「了解、行こう」
そのまま七瀬君と学校を出ると同じ方面に向かって歩き出した。
あ、七瀬君も同じ方面なんだ。
そう思ってまたさっきまでと同じように話していた。
もうすぐうちに着くけど七瀬君の家こんなに同じ方面なのかな?
「七瀬君の家ってどの辺?」
「ん?うちは駅の南口の方」
「南口って途中から方向違くない?何でここまで一緒に来てるの?」
「暗いから送ってるんだろ?住宅街って結構変質者多いし」
「え!?送ってくれなくていいよ!私なら襲われる事ないし!悪いよ!」
「別に大した距離じゃないし気にすんなって、俺と解散した後夜道で何かあったら嫌だから」
また普通に女の子扱いされた…。
女子に対して女の子扱いしない男子がまだまだ子供なだけなのかもしれないけど、こんな格好良い男子に女の子扱いされて楽しく過ごせて気にならない訳がなかった。
…ちょっと髪伸ばそうかな?