優しく繋がる赤い糸
第6章 1st side -Natsume-*Act.6☆
「もう、後戻りはしないよ?」
そう告げ、萌恵をゆっくりと畳の上に横たえる。
仰向けになった萌恵は夏目を見上げ、笑みを浮かべながらも小さく震えている。
やはり、どんなに強がりを言っていても怖いという想いからは逃れられないらしい。
「どうしても辛そうなら、最後までしないよ」
夏目は萌恵の頬を労わるように優しく撫でると、そっと唇を重ねた。
異性を抱くのはどれぐらいぶりだろう。
さすがの夏目も若い頃は彼女がいたことがあるし、経験もあるにはある。
だが、あまりに久しぶり過ぎて、正直なところ戸惑っていた。
しかも、萌恵は処女だから、なおさら気を遣う。
今、夏目と萌恵はベッドの上にいる。
つい、畳の上に押し倒してしまったが、不意に冷静さを取り戻し、萌恵をベッドまで抱き上げながら連れて行った。
初めて目にした萌恵の生まれたままの姿は綺麗だと思った。
まだハタチになったばかりという若々しさもあるが、何より、男を全く知らない身体は透き通るように白くて滑らかだ。
(それに比べて、俺の身体は……)
チラリと己と萌恵を見比べながら、苦笑いが浮かぶ。
極端な肥満ではないものの、心なしか、出てほしくない場所が出てきている。
夏目の全裸を見て、萌恵は幻滅したのではないだろうか。
不意にそんな不安が襲う。
そう告げ、萌恵をゆっくりと畳の上に横たえる。
仰向けになった萌恵は夏目を見上げ、笑みを浮かべながらも小さく震えている。
やはり、どんなに強がりを言っていても怖いという想いからは逃れられないらしい。
「どうしても辛そうなら、最後までしないよ」
夏目は萌恵の頬を労わるように優しく撫でると、そっと唇を重ねた。
異性を抱くのはどれぐらいぶりだろう。
さすがの夏目も若い頃は彼女がいたことがあるし、経験もあるにはある。
だが、あまりに久しぶり過ぎて、正直なところ戸惑っていた。
しかも、萌恵は処女だから、なおさら気を遣う。
今、夏目と萌恵はベッドの上にいる。
つい、畳の上に押し倒してしまったが、不意に冷静さを取り戻し、萌恵をベッドまで抱き上げながら連れて行った。
初めて目にした萌恵の生まれたままの姿は綺麗だと思った。
まだハタチになったばかりという若々しさもあるが、何より、男を全く知らない身体は透き通るように白くて滑らかだ。
(それに比べて、俺の身体は……)
チラリと己と萌恵を見比べながら、苦笑いが浮かぶ。
極端な肥満ではないものの、心なしか、出てほしくない場所が出てきている。
夏目の全裸を見て、萌恵は幻滅したのではないだろうか。
不意にそんな不安が襲う。