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優しく繋がる赤い糸

第6章 1st side -Natsume-*Act.6☆

「――少し、痩せないとな……」

 思わず漏らしてしまった。

 萌恵は不思議そうに夏目を見上げている。

「急にどうしたんですか?」

「いや、ちょっと自分の腹が気になってね……」

「お腹?」

 そう口にすると、萌恵は自らの手を伸ばし、夏目の腹部に触れてきた。

「腹の出たオヤジは嫌だろ?」

「そんなに出てます?」

「気になんない?」

「うーん……、よく分かんないです」

 萌恵はなおも腹を擦り続ける。

「ダメだよ」

 触られ続けるのに耐えられなくなった夏目は、そっと萌恵の手首を掴んだ。

「まずは君に気持ち良くなってもらわないと」

「どんな風に?」

「どうしてもらいたい?」

「どうして、って……」

 萌恵が困惑している。
 セックスしようと積極的に攻めてきたくせに、やはりまだまだ初心な乙女だ。

(可愛いな)

 つい、口元が緩んでしまう。

 夏目は萌恵の唇に自らのそれを落とすと、首筋から胸元へと舌を這わせながら滑らせてゆく。

 白い乳房の頂は固く尖っていた。
 片方は指で摘まみ、もう片方はそのまま口に含み、音を立てながら吸い付く。

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