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優しく繋がる赤い糸

第6章 1st side -Natsume-*Act.6☆

「ん……っ……」

 萌恵が小さく呻いた。
 上目で萌恵の表情を覗うと、眉間に皺を寄せている。
 痛かったのだろうかと思ったが、違った。
 何度も舌で愛撫を繰り返していたら、少しずつ、萌恵から甘い鳴き声が漏れてきた。

 夏目は乳首を咥えたまま、乳房に添えていた手を下肢へと滑らせる。
 茂みをかき分け、秘部に触れてみると、そこからは蜜が溢れていた。

「濡れてるよ」

 舌での愛撫をやめ、夏目が告げる。

 萌恵の頬が赤みを差した。
 処女であっても、夏目の言わんとしていることは理解したのだろう。

「ここ、どうなってるか見てもいい?」

「恥ずかしい、けど……」

「ダメ?」

「い、いいですよ……」

 戸惑いながらも素直に応じてくれる。
 夏目は安心させるつもりで萌恵に笑みを見せ、宣言通り、秘部をじっくりと眺める。
 ただの変態ではないか、と不意に冷静になって思うものの、泉のように湧き出る愛液を見ているうちに興奮が増してくる。

 誰にも犯されたことのない萌恵の禁域。
 これから夏目によって解放されてゆく。

 少しずつ、唇を近付けてゆく。
 そして、ナカへと舌を挿し入れ、音を立てながらかき混ぜる。

「ん……あぁ……ん……」

 先ほどにも増して官能的に喘ぐ。
 刺激するたびに蜜壺が締まり、萌恵が感じているのだと実感出来る。

 夏目自身も硬さを増してゆく。
 すぐにでも挿れたい衝動に駆られたが、もう少し我慢しなければと自制する。

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