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Melting Sweet*Extra

第2章 もう少しだけ*Act.2☆

「なら、今日は生でやってみる?」

 俺以上にとんでもないことを口走ってきた。

 俺は仰天して、「馬鹿言わないで下さい!」と思わず声を荒らげてしまった。

「俺はいいです。いや、いいわけもないか……。と、とにかく、生でやるなんて危険です。上手く外に出せたらいいですけど、万一ってこともあります。――もし、夕純さんが……、その、妊娠したら……、身体が……」

「私に子供が出来るのは、衛也君にとって都合が悪いってこと?」

「そうは言ってないです」

「なら、どういうこと?」

 真顔で訊ねられ、俺は答えに窮した。
 でも、だんまりを続けていても埒が明かない。

「――つまりですね、妊娠は女性に負担がかかるから……。さっきも言いましたが、俺は別に構わないですよ。ただ、夕純さんはまだ……、結婚とか、考えられないでしょう……?」

 まさか、こんなことを言うことになるなんて自分でも考えていなかった。

 夕純さんに至ってはなおさらだろう。
 穴が空くほど俺を見つめ、口を小さく開いたままポカンとしている。

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