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Melting Sweet*Extra

第2章 もう少しだけ*Act.2☆

 俺は口付けをしたまま、夕純さんの下肢へと手を伸ばす。
 滴り落ちんばかりの愛液で、秘所は濡れそぼっている。

 今度は俺が夕純さんを感じさせたい。
 そう思って、指を花芯へと入れようとしたのだが――

「や……っ……」

 夕純さんが首を横に振って抵抗を示した。

「どうしたんです?」

 夕純さんに拒絶されたことを怪訝に思いつつ、訊ねてみる。

 夕純さんは俺の両肩を掴んだ状態で、「衛也君が……」と掠れ気味な声で言葉を紡いだ。

「衛也君が、欲しいの……。指じゃなくて、衛也君ので私をいっぱいにしたいの……」

「――そんなに、俺のが欲しいんですか?」

 改めて問うと、夕純さんは何度もコクコクと頷く。
 十歳も年上の女性とは思えないほど、可愛らしい反応だ。

「分かりました」

 俺は小さく笑みを浮かべ、夕純さんの唇に軽くキスした。

「ただし、ちゃんとゴムは着けますから、いいですね?」

 念を押すと、夕純さんは先ほどと同様に首を縦に動かした。

 夕純さんが先に俺から離れた。
 そして、彼女のベッドのヘッドボードに用意されていたコンドームの箱から中身をひとつ取り出し、ゆっくりと封を破る。
 何も言ってこなかったが、俺に着けようとしてくれているのだろう。

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