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Melting Sweet*Extra

第2章 もう少しだけ*Act.2☆

 夕純さんが両手を伸ばし、俺の首の後ろに絡めてくる。

 俺は夕純さんに深く口付けながら身動きする。
 達するのを我慢し続けていたから、自分でも容赦がなくなっていることは分かっていた。

 激しく腰を打ち付けると、口を塞がれた夕純さんから切なげな喘ぎが漏れる。

 夕純さんの可愛い声が聴きたい。
 俺はそう思い、唇を離した。

「んっ……あぁ……っ……や……っ……」

 本当に、こんなに愛らしく鳴かれるなんて反則だ。
 たくさん責めて、もっともっと夕純さんを感じさせたいという欲望が膨らむ。

「も……りや……く……も……っとぉ……」

 何度も達しているはずなのに、なおも俺を煽ってくる。
 仕事中は真面目一筋な人なのに、セックスの時は淫らな姿を俺に曝け出す。
 もちろん、そんな夕純さんも俺は好きだけど。

 しだいに俺も限界を感じてきた。
 もう、我慢はさすがに無理なようだ。

「夕純さん、そろそろ……イキますよ……?」

「わ……たしも……また……っ……」

「一緒に……イキましょうか……?」

 夕純さんが俺にしがみ付きながら首をコクコクと動かす。

 俺は腰の動きを速めた。

「あっ……あっ……イク……っ……あぁ……っ……!」

 夕純さんが限界に達した。
 俺もほんの少しだけ遅れて絶頂を迎える。

 行為が終わると、夕純さんは放心状態でぐったりしていた。

 俺は夕純さんが気がかりだったが、いつまでもゴムを着けた状態にしておくわけにもいかないと思い、夕純さんから俺自身を抜き、素早く後処理を済ませた。

 疲れきっている夕純さんの秘所も、ティッシュで拭った。
 抵抗されるかと思っていたが、そこまでの気力が残っていなかったらしい。

 全て終えてから、俺は夕純さんに腕枕をする格好で横になった。

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