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Melting Sweet*Extra

第4章 悪戯にはほろ苦い媚薬を*Act.2☆

「――狡いわね、ほんとに」

「どこがです?」

「そうやって私の心をかき乱すんだから」

 夕純さんはそこまで言うと、一呼吸置いて続けた。

「責任、取ってよ?」

 この一言で、俺の中の枷が外れた。
 先ほどよりも強く抱き締め、夕純さんの唇に俺のそれを重ねた。
 そして、そのまま割れ目から舌を差し入れ、絡ませてゆく。

 夕純さんも俺に合わせてきた。
 むしろ、俺が振り回されそうなほど積極的になっている。
 いや、俺は結局、いつも夕純さんの意のままにされているのだけど。

 夕純さんの手が、俺の下半身へと下りてきた。
 そして、ズボン越しに俺のモノを触ってくる。
 夕純さんにビールの口移しをした時からすでにそこは固くなりかけていたが、何度も擦られると窮屈さが増す。

「責任を取ってもらうのは俺の方ですよ?」

 そう言って、俺は夕純さんを抱き上げた。
 小さな身体はあっという間に持ち上がり、俺の腕の中にいる夕純さんはあからさまに動揺している。

「お、下ろして……」

「ダメです」

「とにかく、ベッドはすぐそこなんだし……」

「やっぱり期待してたんですね?」

 夕純さんは眉根を寄せて、グッと言葉を詰まらせる。

 そんな夕純さんに俺はニコリと笑いかけ、ベッドまで運んでゆっくりと下ろした。

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