Melting Sweet*Extra
第4章 悪戯にはほろ苦い媚薬を*Act.2☆
仰向けになった夕純さんが、潤んだ瞳で俺を見上げる。
非難しているようにも映るが、逆に俺に滅茶苦茶にされることを期待しているように思った。
「男を惑わす悪い姫にはお仕置きが必要ですね」
「――何をするつもりなの……?」
夕純さんに問われ、俺は少しばかり考える。
と、クローゼットに目が留まった。
本当に無意識だったが、ここで本格的な〈悪戯〉が頭に浮かんだ。
「夜は長いんです。じっくり楽しみましょう」
俺は口元を緩めながら、夕純さんの服を脱がせてゆく。
夕純さんは抵抗しない。
むしろ、俺が脱がせやすいようにと、軽く身体を浮かせてくれたほどだ。
生まれたままの姿にさせてから、俺は一度、ベッドから降りた。
そして、先ほど目に付いたクローゼットへ向かうと、そこからネクタイを適当に一本取り出して再び戻った。
「夕純さん、こういうの好きなんじゃないですか?」
「――なに言ってるのか分かんないんだけど……?」
怪訝そうにしている夕純さんの両手首を掴んだ俺は、そのまま持っていたネクタイで縛った。
「ちょっ、馬鹿! ほんとになに考えてんのっ? すぐこれ解いてっ!」
「あれ? 昔の夕純さんはこういうプレイも喜んでやらせてたと思うんですけど?」
「――そ、それは……」
否定しない。
どうやら図星らしい。
それにしても、どうしてこういうことをしようと思ったのか、自分で自分が信じられない。
だが、俺の知らない夕純さんが知らない男にいいように身体を弄ばれていたと思うと、冷静さを保てなくなった。
非難しているようにも映るが、逆に俺に滅茶苦茶にされることを期待しているように思った。
「男を惑わす悪い姫にはお仕置きが必要ですね」
「――何をするつもりなの……?」
夕純さんに問われ、俺は少しばかり考える。
と、クローゼットに目が留まった。
本当に無意識だったが、ここで本格的な〈悪戯〉が頭に浮かんだ。
「夜は長いんです。じっくり楽しみましょう」
俺は口元を緩めながら、夕純さんの服を脱がせてゆく。
夕純さんは抵抗しない。
むしろ、俺が脱がせやすいようにと、軽く身体を浮かせてくれたほどだ。
生まれたままの姿にさせてから、俺は一度、ベッドから降りた。
そして、先ほど目に付いたクローゼットへ向かうと、そこからネクタイを適当に一本取り出して再び戻った。
「夕純さん、こういうの好きなんじゃないですか?」
「――なに言ってるのか分かんないんだけど……?」
怪訝そうにしている夕純さんの両手首を掴んだ俺は、そのまま持っていたネクタイで縛った。
「ちょっ、馬鹿! ほんとになに考えてんのっ? すぐこれ解いてっ!」
「あれ? 昔の夕純さんはこういうプレイも喜んでやらせてたと思うんですけど?」
「――そ、それは……」
否定しない。
どうやら図星らしい。
それにしても、どうしてこういうことをしようと思ったのか、自分で自分が信じられない。
だが、俺の知らない夕純さんが知らない男にいいように身体を弄ばれていたと思うと、冷静さを保てなくなった。