Melting Sweet*Extra
第4章 悪戯にはほろ苦い媚薬を*Act.2☆
「大丈夫ですよ。俺はサドじゃないですから。夕純さんを泣かせるようなことはしないです」
言いながら、状況的に説得力に欠けていると自分に呆れる。
手首をネクタイで拘束された夕純さんは俺を睨んでいた。
けれど、結局は諦め、目を閉じて深い溜め息を吐いた。
「酷いことはしないでよ。いい?」
俺に念を押してくる夕純さん。
俺は、「もちろん」と大きく首を縦に動かした。
「俺は夕純さんを気持ち良くさせてあげたいだけですから」
「――わざわざ手首を拘束する意味が分かんないけど……」
「そっちの方が燃えません?」
「私はそこまで変態じゃないわ……」
「どうでしょねえ?」
俺はニヤリと口角を吊り上げ、自分の着ているものも全て脱ぎ捨てた。
夕純さんが半身を起こす。
何をするつもりかと思ったら、開かれた俺の両脚の間に顔を近付け、俺自身を咥えてきた。
正直、ここまでさせるつもりは全くなかった。
なのに、夕純さんは縛られた状態で自ら口淫を続ける。
本当に、この人は過去にどれほど破廉恥な行為を強要されてきたのか。
引き離そうと思えば出来た。
だが、夕純さんの口淫はあまりにも気持ち良くて、無意識に腰が浮いてしまう。
――ヤバい……!
頭がぼんやりとしてきて、あと一歩で射精しそうなところで慌てて夕純さんの口から竿を引き抜く。
言いながら、状況的に説得力に欠けていると自分に呆れる。
手首をネクタイで拘束された夕純さんは俺を睨んでいた。
けれど、結局は諦め、目を閉じて深い溜め息を吐いた。
「酷いことはしないでよ。いい?」
俺に念を押してくる夕純さん。
俺は、「もちろん」と大きく首を縦に動かした。
「俺は夕純さんを気持ち良くさせてあげたいだけですから」
「――わざわざ手首を拘束する意味が分かんないけど……」
「そっちの方が燃えません?」
「私はそこまで変態じゃないわ……」
「どうでしょねえ?」
俺はニヤリと口角を吊り上げ、自分の着ているものも全て脱ぎ捨てた。
夕純さんが半身を起こす。
何をするつもりかと思ったら、開かれた俺の両脚の間に顔を近付け、俺自身を咥えてきた。
正直、ここまでさせるつもりは全くなかった。
なのに、夕純さんは縛られた状態で自ら口淫を続ける。
本当に、この人は過去にどれほど破廉恥な行為を強要されてきたのか。
引き離そうと思えば出来た。
だが、夕純さんの口淫はあまりにも気持ち良くて、無意識に腰が浮いてしまう。
――ヤバい……!
頭がぼんやりとしてきて、あと一歩で射精しそうなところで慌てて夕純さんの口から竿を引き抜く。