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Melting Sweet*Extra

第4章 悪戯にはほろ苦い媚薬を*Act.2☆

「もういいの?」

 夕純さんは不満げだったが、出来るならば口の中で出したくはなかった。

「今度は俺が気持ち良くする番ですから」

 そう言って、夕純さんを再び仰向けにし、今度は逆に俺が夕純さんの陰部に顔を埋めて舌を挿し入れた。

「んっ……はぁ……ん……」

 最奥を刺激すると、夕純さんから甘い吐息が漏れる。

 もっと鳴かせてみたい。
 そう思い、愛液で濡らした指で蕾を愛撫し、夕純さんのナカを舐めた。

「あ……っ……きもちい……もりやく……あぁ……!」

 夕純さんの上体がしなる。
 イキそうだと分かった俺は寸前で止め、そんな俺を夕純さんは恨めしそうに睨む。

「俺だって我慢したんですから、夕純さんひとりでイカせませんよ?」

 俺は半身を起こし、ベッドのヘッドボードに手を伸ばしてコンドームをひとつ手に取る。
 いつもならば夕純さんが着けてくれるが、手首の自由を奪われている状態ではさすがに出来ない。

 根元までしっかり入ったことを確認してから、俺は夕純さんを見下ろす格好になる。
 そして、両脚を俺の肩にかけると、俺自身で夕純さんを貫いた。

「あ……あぁ……」

 律動を繰り返すと、クチュクチュと厭らしい音が響く。
 夕純さんの控えめな乳房も揺れ、夕純さんも動きに合わせて可愛く鳴く。

「はぁ……っ……いぃ……っ……も……とぉ……」

「ここですか?」

「い……あぁ……っ……!」

 夕純さんの弱い部分を突いたら、ひときわ声を上げた。

「夕純さん、可愛い」

「ば……」

 『馬鹿』と言いかけたであろう唇を、俺のそれで素早く塞ぐ。
 互いの舌を絡ませ合いながら、強弱を付けながら腰を打ち続ける。

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