Melting Sweet*Extra
第5章 壊されるほどに*Act.1
「やっぱいいですね」
衛也君が不意に漏らす。
私は手を休めず、「何が?」と訊いた。
「夕純さんが真剣に仕事してる姿。男の俺から見てもカッコ良くて憧れます」
「それはどうも」
軽くお礼を口にしつつ、内心では衛也君の言葉が素直に嬉しかった。
でも、あんまり手放しで喜ぶと調子に乗らせてしまいそうで、それも癪だから、あえて冷静を装った。
「さて、これで終わり、っと」
衛也君の視線を感じて落ち着かなかったものの、あまり邪魔はされなかったから順調に終わった。
私は背筋を伸ばす。
ずっと同じ姿勢でいたから、身体中がカチカチに硬くなっている。
「肩を揉みますよ」
衛也君がすかさず立ち上がる。
そして、私が断りを入れる隙も与えず、私の背後に回り、両肩に衛也君の両手を当ててマッサージしてきた。
「あ、ほんとに凄い凝ってますね」
そう言いながら、ほど良い圧力をかけながら揉み解してくれる。
また、見事に凝っている場所を上手く探り当ててくれるから本当に気持ちいい。
衛也君が不意に漏らす。
私は手を休めず、「何が?」と訊いた。
「夕純さんが真剣に仕事してる姿。男の俺から見てもカッコ良くて憧れます」
「それはどうも」
軽くお礼を口にしつつ、内心では衛也君の言葉が素直に嬉しかった。
でも、あんまり手放しで喜ぶと調子に乗らせてしまいそうで、それも癪だから、あえて冷静を装った。
「さて、これで終わり、っと」
衛也君の視線を感じて落ち着かなかったものの、あまり邪魔はされなかったから順調に終わった。
私は背筋を伸ばす。
ずっと同じ姿勢でいたから、身体中がカチカチに硬くなっている。
「肩を揉みますよ」
衛也君がすかさず立ち上がる。
そして、私が断りを入れる隙も与えず、私の背後に回り、両肩に衛也君の両手を当ててマッサージしてきた。
「あ、ほんとに凄い凝ってますね」
そう言いながら、ほど良い圧力をかけながら揉み解してくれる。
また、見事に凝っている場所を上手く探り当ててくれるから本当に気持ちいい。