Melting Sweet*Extra
第6章 壊されるほどに*Act.2☆
と、私の身体がふわりと浮かんだ。
否、衛也君に横抱きにされていた。
「衛也君……、重いから下ろして……」
そう訴えるも、衛也君は、「いいえ」と首を横に振る。
「ちっとも重くないです。夕純さん、ちっちゃくて可愛いから」
「――チビなのを馬鹿にしてる?」
ちょっとからかわれたことを不満に思った私は、眉間に皺を刻みながら衛也君を睨む。
でも、こんな状態で睨み付けても迫力に欠けるのは私自身も分かっていた。
案の定、衛也君は全く意に介していない。
それどころか、ニヤリと口角を上げ、「怒った顔も可愛いですよ」とサラリと口にしてくる。
「いつもやられっ放しだから、今夜ぐらいは俺が夕純さんを苛めたいな」
そんなことを言いながら、部屋の隅に置かれたベッドの上に私を下ろした。
仰向けになった私の隣に、衛也君も片肘を着いた姿勢で横になる。
そして、空いた方の手で私の髪を梳き、そのまま頬に指を滑らせた。
私も手を伸ばし、衛也君の顔をそっと両手で挟んだ。
「どんな風に私を苛めるつもりなの?」
私が問うも、衛也君は不敵に笑うだけで答えない。
そんな衛也君に私は眉をひそめる。
衛也君が私に口付けを落としてくる。
貪るように唇を覆うと、先ほどにも増して、互いの舌と舌が別の生き物のように蠢き合う。
衛也君の手が徐々に下り、タートルネックのセーターを捲り上げる。
さすがにキスしたままでは脱がせられないと思ったのか、一度口付けをやめ、身体から抜き取る。
さらに、キャミソールとスカートにも手をかけられ、ブラジャーとショーツだけという無防備な姿になった。
否、衛也君に横抱きにされていた。
「衛也君……、重いから下ろして……」
そう訴えるも、衛也君は、「いいえ」と首を横に振る。
「ちっとも重くないです。夕純さん、ちっちゃくて可愛いから」
「――チビなのを馬鹿にしてる?」
ちょっとからかわれたことを不満に思った私は、眉間に皺を刻みながら衛也君を睨む。
でも、こんな状態で睨み付けても迫力に欠けるのは私自身も分かっていた。
案の定、衛也君は全く意に介していない。
それどころか、ニヤリと口角を上げ、「怒った顔も可愛いですよ」とサラリと口にしてくる。
「いつもやられっ放しだから、今夜ぐらいは俺が夕純さんを苛めたいな」
そんなことを言いながら、部屋の隅に置かれたベッドの上に私を下ろした。
仰向けになった私の隣に、衛也君も片肘を着いた姿勢で横になる。
そして、空いた方の手で私の髪を梳き、そのまま頬に指を滑らせた。
私も手を伸ばし、衛也君の顔をそっと両手で挟んだ。
「どんな風に私を苛めるつもりなの?」
私が問うも、衛也君は不敵に笑うだけで答えない。
そんな衛也君に私は眉をひそめる。
衛也君が私に口付けを落としてくる。
貪るように唇を覆うと、先ほどにも増して、互いの舌と舌が別の生き物のように蠢き合う。
衛也君の手が徐々に下り、タートルネックのセーターを捲り上げる。
さすがにキスしたままでは脱がせられないと思ったのか、一度口付けをやめ、身体から抜き取る。
さらに、キャミソールとスカートにも手をかけられ、ブラジャーとショーツだけという無防備な姿になった。