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Melting Sweet*Extra

第6章 壊されるほどに*Act.2☆

「どうしました?」

 分かっているのに、わざと訊いてくる衛也君が恨めしい。
 眉をひそめて睨むと、衛也君は困ったように微苦笑を浮かべた。

「俺も我慢が出来なくなっていますから」

 そう言うと、衛也君はベッドから降りる。
 そして、おもむろに自分のベルトに手をかけて外し、スラックスとトランクスを脱ぐ。
 と、障害物がなくなって解放された衛也君のそそり立った男根が姿を現した。

 それを目の当たりにしたとたん、花芯から生温かいものがジュンと溢れたのを感じた。

 私の考えていることを察したのだろう。
 衛也君は何も言わず、けれども再びベッドに上がると、腰を下ろして両脚を広げた。

 私は躊躇うことなく、衛也君の脚の間に入り込んで衛也君自身をそっと握り、そのまま口に含んだ。

 咥えていると頬の辺りに鈍い痛みを覚える。
 でも、それ以上に衛也君が私の口淫で感じてくれていることが嬉しくて、無我夢中でしゃぶり続けた。

「ん……っ……」

 衛也君から、色を含んだ小さな呻きが漏れる。
 咥えたまま、上目遣いで衛也君を見遣れば、切なそうに眉根を寄せている。

 私は衛也君自身から口を離した。

「どうだった?」

 ずいぶんと無粋な質問だと我ながら思った。
 けれど、衛也君は不快な表情は見せず、むしろ穏やかに笑みを湛えている。

「気持ち良かったですよ。本当に、あなたには敵わない」

 衛也君は私に軽く口付けると、私のショーツに手をかけて脱がせる。
 今度こそ、私も一糸纏わぬ姿になった。

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