ママ、愛してる
第2章 転機
「今日はちょっと疲れたわね。明日はお店休もうかしら」
二人で家に帰り、ソファーに座り込むと、ママが言った。
「大丈夫?今までずっと頑張って働いてくれたんだし、1日くらい休めばいいよ」
ママの言葉に違和感を覚えながら、僕は言った。
今まで一度だって、ママが休むなんて言ったことはなかったから。
ママの隣に並んで座ると、僕の太腿に手を置いて目を閉じた。
「ねえ、コウ。由香ちゃんが今日言ってたこと・・・」
「なんの事?」
僕はわからない振りをして聞き返した。
「コウはわたしのこと、好き?」
「当然じゃない。たったひとりの母親だもん」
「だったら良いんだけど」
ママは目を閉じたまま、しばらく黙っていた。
どのくらい時間が経ったのか、
ママが目を開いて、僕をじっと見つめて、意を決したように言った。
「コウ。あなた、わたしの下着とか触ってるよね?」
「・・・」
「答えなくてもいいのよ。言いにくいと思うから。
時々ね、洗濯機の中のものが、入れた時と違ってるのよ。それに・・・・・
男性の、出したものが付いてる。今まで、受験もあるし、黙ってたんだけどね」
「ごめんなさい」
それ以外に言葉はなかった。
「わたしたちは、親子よね?あなたはわたしの身体から、生まれてきたの。どういう事かわかるよね?」
僕は頷いた。
「もう、今日限り、しないわね?」
ママは立ち上がった。
「お風呂入れてくるわ。今日は早く休もう」
ママは、バスルームに向かっていった。
二人で家に帰り、ソファーに座り込むと、ママが言った。
「大丈夫?今までずっと頑張って働いてくれたんだし、1日くらい休めばいいよ」
ママの言葉に違和感を覚えながら、僕は言った。
今まで一度だって、ママが休むなんて言ったことはなかったから。
ママの隣に並んで座ると、僕の太腿に手を置いて目を閉じた。
「ねえ、コウ。由香ちゃんが今日言ってたこと・・・」
「なんの事?」
僕はわからない振りをして聞き返した。
「コウはわたしのこと、好き?」
「当然じゃない。たったひとりの母親だもん」
「だったら良いんだけど」
ママは目を閉じたまま、しばらく黙っていた。
どのくらい時間が経ったのか、
ママが目を開いて、僕をじっと見つめて、意を決したように言った。
「コウ。あなた、わたしの下着とか触ってるよね?」
「・・・」
「答えなくてもいいのよ。言いにくいと思うから。
時々ね、洗濯機の中のものが、入れた時と違ってるのよ。それに・・・・・
男性の、出したものが付いてる。今まで、受験もあるし、黙ってたんだけどね」
「ごめんなさい」
それ以外に言葉はなかった。
「わたしたちは、親子よね?あなたはわたしの身体から、生まれてきたの。どういう事かわかるよね?」
僕は頷いた。
「もう、今日限り、しないわね?」
ママは立ち上がった。
「お風呂入れてくるわ。今日は早く休もう」
ママは、バスルームに向かっていった。