ママ、愛してる
第4章 由香
僕と由香ちゃんが、あっという間にステーキを平らげるのを見て、
「若いわねえ」
と、ママがため息をついた。
デザートとコーヒーが運ばれてきて、ママはお手洗いに立った。
僕は思わず立ち上がりそうになって、あわてて平静を取り繕う。
旅行中、ママがトイレの度に、アソコを舐めてキレイにしていたので、勝手に身体が反応したのだ。
ママが席を立つと、
クスッ、と、由香ちゃんが笑う。
「幸介君、トイレにまでママと一緒に行くの?」
「そ、そんなことはないよ。トイレの場所、どこだったかなって思って・・・」
「ふうん?」
由香ちゃんは、意味ありげに言った。
「でも、絢子ママって、ホントに素敵よねえ。頭が良くて、品があって。それに、女のあたしでも惚れ惚れするほどキレイだし。
なのに、浮わついたところが全くないの。
多分、男の人はほっとけないと思うんだけど、あたしの知る限りそんな様子は微塵もないの」
由香ちゃんは、夢見るような目で、ママの話をする。
ママの昨日の恥態を思い出し、くすぐったい気分になりながら、僕はそれを聞いていた。
「幸介君、絢子ママを幸せにして上げてね。幸介君は、ママのこと大好きみたいだから大丈夫だと思うけど・・・。
絢子ママね、ホントに幸介君のこと、大事に思ってるんだから。
もしも、だけど、この先幸介君が悩んで、あたしでも役に立てる事があれば相談してね。何にも出来ないかも知れないけど・・・
黙っていようと思ってたんだけど、あたしね、
絢子ママのこと、愛してるんだ。
だから、絢子ママの涙は見たくないの」
由香ちゃんの眼は、少し潤んでいた。
「若いわねえ」
と、ママがため息をついた。
デザートとコーヒーが運ばれてきて、ママはお手洗いに立った。
僕は思わず立ち上がりそうになって、あわてて平静を取り繕う。
旅行中、ママがトイレの度に、アソコを舐めてキレイにしていたので、勝手に身体が反応したのだ。
ママが席を立つと、
クスッ、と、由香ちゃんが笑う。
「幸介君、トイレにまでママと一緒に行くの?」
「そ、そんなことはないよ。トイレの場所、どこだったかなって思って・・・」
「ふうん?」
由香ちゃんは、意味ありげに言った。
「でも、絢子ママって、ホントに素敵よねえ。頭が良くて、品があって。それに、女のあたしでも惚れ惚れするほどキレイだし。
なのに、浮わついたところが全くないの。
多分、男の人はほっとけないと思うんだけど、あたしの知る限りそんな様子は微塵もないの」
由香ちゃんは、夢見るような目で、ママの話をする。
ママの昨日の恥態を思い出し、くすぐったい気分になりながら、僕はそれを聞いていた。
「幸介君、絢子ママを幸せにして上げてね。幸介君は、ママのこと大好きみたいだから大丈夫だと思うけど・・・。
絢子ママね、ホントに幸介君のこと、大事に思ってるんだから。
もしも、だけど、この先幸介君が悩んで、あたしでも役に立てる事があれば相談してね。何にも出来ないかも知れないけど・・・
黙っていようと思ってたんだけど、あたしね、
絢子ママのこと、愛してるんだ。
だから、絢子ママの涙は見たくないの」
由香ちゃんの眼は、少し潤んでいた。